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テレビの前に家族が集まり、新しい家電が来るたびに暮らしが変わり、街には個性的な車が走っていた――。昭和は、日本中が「明日はもっと良くなる」と信じて走っていた、活力のある時代でした。
いま、その昭和の空気をもう一度味わう「昭和レトロ」が、当時を知る世代だけでなく若い人にも人気です。この記事では、懐かしいドラマや映画、フィルムカメラ、レコード、名車、家電まで、今から手軽に昭和に触れる方法をまとめました。
この記事でわかること
- ドラマ・映画 → 時代劇や昭和の名作をテレビで見る方法
- カメラ → 写ルンですやフィルムカメラで「現像を待つ楽しみ」
- オーディオ → レコードプレーヤーで昭和の名曲を聴く
- 車 → 昭和の名車やスーパーカブに触れる
- 味とお酒 → 電気ブラン、赤玉スイートワイン、ホッピー、マースカレー、バーモントカレー
- 遊び → フラフープ、ホッピング、ローラースケート
- 家電と夏 → 復刻家電、蚊取り線香と蚊遣り豚
なぜ今、昭和なのか|「活力」に触れると元気が出る
昭和の時代、とくに高度経済成長期には、テレビ・洗濯機・冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれ、カラーテレビ・クーラー・自動車へと、手に入れたいものが次々に生まれました。モノ一つひとつに、作り手の工夫と使う人の夢が詰まっていた時代です。
昭和の映画やドラマ、道具に触れると、当時の人たちの熱気やたくましさが伝わってきます。当時を知る人には懐かしく、知らない人には新鮮。「なんだか元気が出る」――それが昭和レトロのいちばんの魅力かもしれません。
昭和のドラマ・映画・時代劇をテレビで見る
昭和の時代劇や映画、ホームドラマは、今の地上波ではなかなか放送されません。まとめて見たいなら、CS放送の専門チャンネルがいちばんの近道です。
| チャンネル | こんな人に |
|---|---|
| 時代劇専門チャンネル | 一年中、時代劇だけを放送。『鬼平犯科帳』など昭和・平成の名作シリーズが見たい人に。全作品に字幕つき |
| 日本映画専門チャンネル | 昔の名作から最近の作品まで、日本映画とドラマをノーカットで見たい人に |
| 映画・チャンネルNECO/東映チャンネル | 昭和の日本映画、任侠映画や特撮などが好きな人に |
| ホームドラマチャンネル/チャンネル銀河 | 昭和・平成の懐かしいドラマを見たい人に |
スカパー!なら好きなチャンネルだけ契約できる
これらのチャンネルはスカパー!で見られます。料金の目安は次のとおりです(税込)。
- 1チャンネルだけ:時代劇専門チャンネルや日本映画専門チャンネルは月額770円+基本料429円=月額1,199円
- 好きな5チャンネルを選ぶ:「セレクト5」月額1,980円+基本料429円
- 約50チャンネル見放題:「基本プラン」月額3,960円+基本料429円
加入した月の料金が0円になる特典もあります。「時代劇だけ見られればいい」なら1チャンネル契約、映画やドラマもいろいろ見たいならセレクト5、と選ぶとむだがありません。
※料金や放送チャンネルは変わることがあります。申し込む前にスカパー!公式サイトで確認してください。
カメラ|写ルンですとフィルムカメラで「待つ楽しみ」を
撮ったその場で確認できるスマホと違い、フィルムカメラは現像するまで何が写っているかわからないのが魅力です。少し色あせたような、やわらかい写りも昭和の写真そのもの。
まずは写ルンですから
いちばん手軽なのが、使い切りカメラの写ルンです。ピントや露出の設定はいらず、巻いて押すだけ。27枚撮りなので、一枚一枚を大切に撮るようになります。撮り終わったらカメラ店で現像し、データでも受け取れます。
本格的に楽しむなら中古フィルムカメラ
昭和の一眼レフやコンパクトカメラは、中古カメラ店で今も手に入ります。ただし古い機械なので、動作確認済み・保証つきのお店で買うのが安心です。実家に眠っている昔のカメラを使ってみるのもいいでしょう。
オーディオ|レコードで昭和の名曲を聴く
針を落とした瞬間のパチパチという音、ジャケットを眺めながら聴く時間――レコードは「音楽をじっくり味わう」体験を取り戻させてくれます。中古レコード店には、昭和の歌謡曲やフォーク、ニューミュージックのレコードが手ごろな値段で並んでいます。
初心者は「スピーカーにつなぐだけ」のプレーヤーを
昔のように大きなステレオセットをそろえる必要はありません。最近は、アンプ(フォノイコライザー)内蔵で、手持ちのスピーカーにつなぐだけのレコードプレーヤーや、Bluetoothでワイヤレススピーカーに飛ばせるものもあります。スピーカーとセットになったものなら、届いたその日から聴けます。
家で聴く音にこだわりたい人は、自宅でホームシアターを作る方法のスピーカー選びも参考になります。
車|昭和の名車に触れる
スカイラインGT-R、トヨタ2000GT、フェアレディZ、スバル360……。昭和の車は、メーカーごとの個性がはっきりしていて、今見ても色あせない名車がたくさんあります。
- 旧車イベントや自動車博物館に行く:本物の名車を間近で見られる。各地で旧車の展示会やミーティングが開かれている
- ミニカーやプラモデルで手元に置く:昭和の名車を精巧に再現したミニカーは、大人のコレクションとして人気
昭和の働き者、スーパーカブ
そば屋の出前、新聞配達、郵便配達――昭和の街を支えたのが、ホンダのスーパーカブです。初代C100は1958年(昭和33年)の発売。丈夫で燃費がよく、今も新車で売られているロングセラーです。本物に乗るなら、今の新車や中古車をバイク店で。まずは初代の姿を手元で楽しみたい人には、プラモデルもあります。
旧車を実際に所有するのは、部品の入手や維持費の面でハードルが高めです。まずは見る・集めるから始めるのが無理のない楽しみ方です。家に眠っている古いバイクや車を手放すときは、バイク買取の選び方や車買取の選び方も参考にしてください。旧車に強い買取店なら、思わぬ値段がつくこともあります。
味とお酒|昭和の食卓と酒場の味
昭和の空気をいちばん手軽に味わえるのは、実は「味」かもしれません。今も同じ名前で売られている、昭和から続くロングセラーを紹介します。
電気ブラン|浅草・神谷バーの名物
明治13年(1880年)創業の浅草・神谷バー。その創業者・神谷傳兵衛が生んだのが電気ブランです。「電気」は当時の最新のイメージ、「ブラン」はブランデーから。太宰治の『人間失格』にも登場する、昭和の文士たちが愛したお酒です。度数が高めなので、ビールや水をチェイサーにして少しずつ味わうのがおすすめです。
赤玉スイートワイン|甘いワインの代名詞
明治時代に「赤玉ポートワイン」として生まれ、日本の家庭にワインを広めた甘口ワインです。今は赤玉スイートワインの名前で売られています。炭酸水で割った「赤玉パンチ」も懐かしい味です。
ホッピー|下町の酒場の定番
1948年(昭和23年)に生まれた、ビールの風味がする低アルコールの炭酸飲料です。焼酎を割って飲む「ホッピー」は、昭和の下町の大衆酒場の定番。ジョッキに焼酎を入れ、冷えたホッピーを注げば、家でも酒場の気分を味わえます。
※お酒は20歳になってから。飲みすぎに注意し、適量を楽しみましょう。
オリエンタル マースカレー|昭和の家庭のカレー
名古屋の老舗オリエンタルのマースカレーは、昭和の食卓で親しまれた素朴なカレーです。今どきの濃厚なカレーとは違う、どこかほっとする「家のカレー」の味。チャツネつきで、昔ながらの味わいを楽しめます。
バーモントカレー|昭和から続く家庭の定番
「リンゴとハチミツ」でおなじみのハウスバーモントカレーは、1963年(昭和38年)の発売。辛さをおさえて子どもも食べやすくしたことで、昭和の家庭にカレーライスを広めたロングセラーです。日曜日の夕食がカレー、という家も多かったのではないでしょうか。
遊び|フラフープ、ホッピング、ローラースケート
空き地や路地で、子どもたちが日が暮れるまで遊んでいたのも昭和の風景です。フラフープは昭和30年代に大流行し、ホッピングやローラースケートも子どもたちのあこがれでした。今やってみると、意外といい運動になります。
- フラフープ:腰を回すだけで、おなか周りや体幹を使う。組み立て式なら収納も楽
- ホッピング:跳ぶだけでバランス感覚と脚の力を使う。大人も乗れるものを選ぶ
- ローラースケート:昔ながらの4輪タイプは安定感がある
家電|昭和の見た目で今の性能「復刻家電」
丸みのあるフォルム、木目調のパネル、レトロな色づかい――昭和の家電のデザインを再現しながら、中身は今の性能という「レトロ家電」「復刻家電」も人気です。
- レトロ調ラジオ:ダイヤル式の見た目で、Bluetoothスピーカーとしても使えるものも
- レトロ調トースター・扇風機:キッチンや部屋に置くだけで昭和の雰囲気に
- 真空管風のスピーカーやランプ:あたたかい光と音で、くつろぎの時間に
本物の昭和の家電は、古い配線や部品が傷んでいることがあり、そのまま使うと故障や発火の心配もあります。毎日使うものは、見た目だけレトロな新しい製品を選ぶのが安心です。
昭和の夏といえば、蚊取り線香と蚊遣り豚
縁側に置かれた豚の蚊遣りから、蚊取り線香の煙がゆらゆら――昭和の夏の風景です。渦巻の蚊取り線香は今も現役。焼き物の蚊遣り豚に入れれば、それだけで夏の夜が昭和になります。
※火を使うので、燃えやすいものの近くに置かず、寝るときや出かけるときは火の始末を確認してください。
昭和レトロのよくある質問
Q. 時代劇はどうやって見る?無料で見られる?
BS放送で時代劇が再放送されていることもありますが、見たい作品を毎日見たいなら、時代劇専門チャンネルなどの有料チャンネルが確実です。DVDで好きなシリーズを買う方法もあります。
Q. フィルムの現像はどこでできる?
写真店やカメラ店、一部の家電量販店で現像を受け付けています。プリントせずにデータだけ受け取れるお店もあります。
Q. 昔のレコードは今のプレーヤーで聴ける?
一般的なLP(33回転)とシングル盤(45回転)なら、ほとんどのプレーヤーで聴けます。古いレコードはほこりや汚れで音が悪くなることがあるので、クリーナーで拭いてから聴くのがおすすめです。
まとめ|昭和の「活力」を、今の暮らしに
- ドラマ・映画 → スカパー!の時代劇専門チャンネルや日本映画専門チャンネル
- カメラ → まずは写ルンです、慣れたら中古フィルムカメラ
- オーディオ → スピーカーにつなぐだけのレコードプレーヤー
- 車 → 旧車イベントや名車のミニカー、スーパーカブから
- 味とお酒 → 電気ブラン、赤玉スイートワイン、ホッピー、マースカレー、バーモントカレー
- 遊び → フラフープ、ホッピング、ローラースケート(ケガに注意)
- 家電と夏 → 見た目は昭和、中身は今の復刻家電、蚊取り線香と蚊遣り豚
昭和に触れることは、ただ昔を懐かしむことではありません。何もないところから豊かさを作っていった人たちの「活力」を、今の自分の元気に変えることでもあります。まずは一つ、気になったものから試してみてください。
