自己肯定感が低い原因と特徴|大人が自己肯定感を高めるには?7つの方法とセルフチェック(親・幼少期・本)

自己肯定感が低い原因と特徴、大人が自己肯定感を高めるには

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

「自分なんて」と思うのは、
あなたに価値がないからではありません。

ほめられても素直に受け取れない。失敗すると、自分の全部がダメに思える。そんな自己肯定感の低さに悩む人は少なくありません。内閣府の調査では、「自分自身に満足している」と答えた日本の若者は半数以下で、調査した7か国の中で最も低い結果でした。この記事では、自己肯定感とは何かをわかりやすく解説し、自己肯定感が低い人の特徴と原因、そして大人が自己肯定感を高めるための方法を紹介します。

  • 自己肯定感とは何かが、簡単にわかる
  • 自己肯定感が低い原因(幼少期・親・いじめなど)と特徴がわかる
  • 大人になってからでも自己肯定感を高める方法がわかる
目次

自己肯定感とは?わかりやすく解説

自己肯定感とは、良いところも悪いところも含めて、ありのままの自分を「これでいい」と認められる感覚のことです。「自分は優れている」と思うことではなく、欠点があっても「自分には価値がある」と思えることがポイントです。

よく似た言葉との違いを整理しておきましょう。

言葉意味
自己肯定感ありのままの自分を認める感覚。「できなくても、自分は自分でいい」
自尊感情(自尊心)自分を価値ある存在だと感じる気持ち。心理学では自己肯定感とほぼ同じ意味で使われることが多い
自己効力感「自分ならできる」という見通し。心理学者バンデューラが提唱
自信自分の能力や判断を信じる気持ち。特定の分野ごとに持つことが多い

自己肯定感は、困難から立ち直る力(レジリエンス)を支える土台の一つでもあります。

日本人は自己肯定感が低い?データで見る

内閣府が2018年度に13〜29歳の若者を対象に行った7か国の国際調査では、「自分自身に満足している」と答えた日本の若者は45.1%で、7か国の中で最も低い結果でした。ドイツは81.8%でした。

ただし、日本では「謙遜」が美徳とされる文化もあり、この数字がそのまま心の状態を表しているとは限りません。大切なのは他国との比較ではなく、自分自身が「自分を責めすぎて苦しくなっていないか」です。

自己肯定感が低い人の特徴|セルフチェック

当てはまるものが多いほど、自己肯定感が下がっている可能性があります(医学的な診断ではありません)。

あなたはいくつ当てはまる?

  • ほめられても「お世辞だ」と思ってしまう
  • 失敗すると「自分はダメな人間だ」と感じる
  • 人と比べて落ち込むことが多い
  • 人に嫌われるのが怖くて、断れない・意見が言えない
  • 自分の長所を聞かれても、答えられない
  • 新しいことに挑戦するのが怖い
  • 「どうせ自分なんて」が口ぐせになっている
  • 実はプライドが高く、批判されるとひどく傷つく

最後の「プライドが高い」は意外かもしれません。自己肯定感が低い人ほど、傷つかないように自分を大きく見せようとすることがあります。この心の動きは劣等感の記事でくわしく解説しています。

自己肯定感が低い原因

自己肯定感は、生まれてから今までの経験の中で形づくられます。よくある原因を表にまとめました。

原因例
幼少期の親との関係ほめられるより叱られることが多かった、条件つきでしか認められなかった(「テストで100点なら」など)、きょうだいと比べられた
いじめや否定された経験学校や職場でのいじめ、繰り返し否定された経験が「自分には価値がない」という思い込みになる
失敗や挫折の積み重ね受験・就職・仕事での挫折が続き、「どうせうまくいかない」と感じるようになる
考え方のくせ白黒思考、レッテル貼りなどの認知の歪みが、自分への評価を必要以上に下げる
人との比較・SNS人のいいところばかりが目に入り、自分が劣っているように感じる

「親のせい」と感じる人もいるかもしれません。子どもの頃の経験が影響するのは事実ですが、大人になった今からでも、自己肯定感は育て直すことができます。

大人が自己肯定感を高めるには|7つの方法

1. 自分を責める声に気づく

失敗したとき、心の中でどんな言葉を自分にかけているでしょうか。「バカだ」「最悪だ」と責めていたら、まずそれに気づくことが第一歩です。

2. 友人にかける言葉を、自分にかける

心理学者クリスティン・ネフが研究した「セルフ・コンパッション(自分への思いやり)」の考え方です。同じ失敗をした友人に言うような、温かい言葉を自分にもかけてあげましょう。自分を責めるより、立ち直りが早くなります。

3. 「できたこと日記」をつける

寝る前に、今日できたことを3つ書きます。「朝起きられた」「メールを返した」のような小さなことで十分です。自分の「できた」に目を向ける練習になります。

4. 比べる相手を「過去の自分」にする

人と比べると、上にはきりがありません。比べるなら、半年前・1年前の自分と比べて、成長した点を探しましょう。SNSを見る時間を減らすのも効果的です。

5. 小さな目標を立てて達成する

「毎日10分歩く」「1日1ページ読む」など、確実にできる目標を立てて達成します。「自分で決めて、やり遂げた」経験が、自己効力感と自己肯定感の両方を育てます。

6. 「ノー」と言ってみる

嫌なことを断れないのは、自分より相手を大切にしすぎているサインです。小さなことから「今日は難しいです」と伝える練習をしましょう。自分を大切に扱う経験が、自己肯定感を高めます。

7. 人の役に立つ経験をする

誰かに「ありがとう」と言われる経験は、「自分には価値がある」という感覚を育てます。アドラー心理学でも、人の役に立っているという「貢献感」が、自分を好きになるための鍵とされています。

体を動かして「昨日の自分を超える」経験を積む方法は、筋トレの効果とは?メンタル・自己肯定感を高めるで紹介しています。

子どもの自己肯定感を高めるには

  • 結果より過程をほめる:「100点すごいね」より「毎日練習していたね」
  • きょうだいや友達と比べない:比べるなら、その子の過去と比べる
  • 失敗を責めない:「どうしたらいいと思う?」と一緒に考える
  • 存在そのものを認める:何かができたときだけでなく、「あなたがいてくれてうれしい」と伝える

つらさが強いときは専門家へ

自分を責める気持ちが止まらないときは:「自分には生きる価値がない」と強く感じる、気分の落ち込みが2週間以上続く、眠れない、仕事や家事が手につかない。こうしたときは、心療内科・精神科やカウンセラーに相談してください。働く人は厚生労働省の相談サイト「こころの耳」も利用できます。

自己肯定感を高める本

自己肯定感をテーマにしたベストセラーです。自己肯定感を6つの感覚に分け、それぞれを高めるための具体的な方法が紹介されています。

セルフ・コンパッション研究の第一人者クリスティン・ネフの本です。自分を責めずに、自分に優しくする力が、なぜ心を強くするのかが研究にもとづいて書かれています。

「他人の評価のために生きない」「人の役に立つことで自分を好きになる」というアドラー心理学の考え方を、対話形式で学べます。

自己肯定感についてよくある質問

大人になってからでも自己肯定感は高められますか?

高められます。自己肯定感は子どもの頃の経験の影響を受けますが、考え方の練習や小さな成功体験、人とのつながりによって、大人になってからでも育てていくことができます。

自己肯定感が低いのは親のせいですか?

幼少期の親との関係が影響することはあります。ただし、原因は一つではなく、学校や職場での経験、考え方のくせなども関わっています。過去を変えることはできませんが、これからの自分への接し方は変えられます。

自己肯定感が高すぎるのは問題ですか?

本当の自己肯定感は「欠点も含めて自分を認める」ことなので、高すぎて困ることはあまりありません。ただし、人を見下したり、失敗を認められなかったりする場合は、自己肯定感の高さではなく、劣等感の裏返しであることもあります。

まとめ:自分を認めることは、今日から練習できる

自己肯定感とは、良いところも悪いところも含めて「自分はこれでいい」と思える感覚です。低くなる背景には、子どもの頃の経験や、考え方のくせ、人との比較などがあります。でも、自己肯定感は大人になってからでも育て直せます。今日の夜、まずは「今日できたこと」を3つ書いてみてください。

あわせて読みたい

参考にした資料

  • 内閣府「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成30年度)」
  • Rosenberg M. Society and the Adolescent Self-Image. Princeton University Press; 1965.
  • Bandura A. Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change. Psychol Rev. 1977;84(2):191-215.
  • Neff KD. Self-compassion: An alternative conceptualization of a healthy attitude toward oneself. Self and Identity. 2003;2(2):85-101.
  • 厚生労働省「こころの耳」
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この記事を書いた人

こんにちは。 このブログは、困難や障害を突破する方法を解説しています。 仕事・お金・健康に関する記事は、公的機関の資料やサービスの公式情報を確認して書いています。特に、薄毛・脱毛・歯列矯正など医療や健康に関わる記事は、学会の診療ガイドラインや公的機関の資料を根拠にし、記事の最後に参考資料を載せています(制作方針は運営者情報に掲載しています)。 私自身の実体験や、困難に直面したときの考え方はnoteでも発信しています。 ▶ note「突破ラボ」を読む 人生、山あり谷ありで、誰でも大なり小なり行く手を阻む壁みたいなものを感じている方も多いのではないでしょうか。健康に関すること、お金に関すること、対人関係に関すること、様々な壁が私たちの前に立ちはだかります。壁を前にすると、結構悲観的になったりしますよね。 でも、案外、見方を変えたらうまくいったり、案ずるより産むが易し、であまり考えずに行動したらうまくいったりすることもあります。このブログではそんな困難を突破する方法を提示していきたいと考えています。このブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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