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「筋トレは週何回やればいいの?」。ジムに通い始めたときや、自宅で筋トレを始めようとしたとき、最初に迷うのがこの疑問です。週1では意味がないのか、週2と週3ではどっちがいいのか、毎日やったほうが早く筋肉がつくのか。
この記事では、筋トレの頻度について研究でわかっていることを整理し、目的別の答えと1週間のメニュー例をまとめました。
先に結論
- 健康のためなら週2〜3回(厚生労働省の目安)
- 筋肉を大きくしたいなら、同じ部位を週2回以上鍛えるほうが週1回より効果的
- ただし、回数そのものより1週間の合計量(セット数)のほうが大事。週1でも量を確保すれば効果はある
- 毎日やるなら、部位を分けて同じ筋肉は48時間ほど休ませる
筋トレは週何回?厚生労働省の目安は「週2〜3日」
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人も高齢者も、筋力トレーニングを週2〜3日行うことがすすめられています。腕立て伏せやスクワットのような自分の体重を使う運動も含まれます。
健康や体力の維持が目的なら、まずはこの「週2〜3日」を目安にすれば十分です。筋トレの体やメンタルへの効果は「筋トレの効果とは?」でまとめています。
週1・週2・週3で効果はどう違う?研究で検証
筋肉を大きくするなら「週2回以上」が有利
2016年に、筋トレの頻度と筋肉の大きさ(筋肥大)の関係を調べた研究をまとめた分析が発表されました。そこでは、同じ部位を週2回鍛えたほうが、週1回より筋肉が大きくなるという結果が出ています。研究者は、主な筋肉は少なくとも週2回鍛えるのがよいとしています。
一方、週3回が週2回より効果的かどうかは、まだわかっていないとされています。
大事なのは「回数」より「1週間の合計量」
筋力(持ち上げられる重さ)について調べた2018年の分析では、週の回数が多いほど筋力は伸びていました。ところが、1週間の合計の量(セット数×回数×重さ)をそろえて比べると、回数による差はなくなりました。
つまり、週3回のほうが伸びやすいのは「回数が多いから」ではなく、「合計の量が多くなりやすいから」と考えられます。同じ量なら、週1回にまとめても週3回に分けても、大きな差はないということです。
「週1の筋トレは意味ない」は本当?
意味がないことはありません。上の分析でも、週1回のグループでも筋力はしっかり伸びています。忙しくて週1しか時間がとれない人は、その1回で全身をしっかり鍛えれば効果は出ます。ただし、1回の量が多くなると疲れて質が落ちやすいので、できれば週2回に分けるほうが続けやすく、効率もいいと考えましょう。
| 頻度 | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|
| 週1回 | 忙しい人・まず習慣にしたい人 | 全身を1回で。効果はあるが量を確保しにくい |
| 週2回 | 初心者・健康目的の人 | 全身を2回。筋肥大にも十分な頻度 |
| 週3回 | 筋肉をつけたい人 | 全身法か、上半身・下半身の分割 |
| 週4〜6回 | 中級者以上 | 部位を分ける(分割法)。合計量を増やしやすい |
筋トレは毎日やってもいい?やりすぎのサイン
同じ筋肉を毎日鍛えるのはおすすめしません。筋トレのあと、筋肉は回復しながら強くなっていきます。一般的には、同じ部位は48時間ほどあけるのが目安とされています。
毎日やりたい場合は、「月曜は胸と腕、火曜は脚、水曜は背中」というように部位を分ける(分割法)と、それぞれの筋肉を休ませながら続けられます。
次のようなサインがあるときは、やりすぎの可能性があります。
- 筋肉痛やだるさが何日も抜けない
- 前回より重さや回数が落ちてきた
- 関節が痛む
- 寝つきが悪い、やる気が出ない
こうしたときは、1週間ほど休んでも筋肉が急に落ちることはありません。むしろ回復して、また伸びやすくなります。
目的別・1週間の筋トレメニュー例
週2回(初心者・自宅):全身法
| 曜日 | メニュー |
|---|---|
| 月 | スクワット・腕立て伏せ・ヒップリフト・プランク 各2〜3セット |
| 木 | 月曜と同じ(慣れたら回数を少し増やす) |
週3回(筋肉をつけたい人):全身法
| 曜日 | メニュー |
|---|---|
| 月 | スクワット・ベンチプレス(または腕立て)・ローイング |
| 水 | ランジ・ショルダープレス・懸垂(または斜め懸垂) |
| 金 | デッドリフト(またはヒップリフト)・腕立て・腹筋 |
週4〜5回(中級者・ジム):分割法
| 曜日 | メニュー |
|---|---|
| 月 | 胸・肩・腕(押す動き) |
| 火 | 脚・お尻 |
| 木 | 背中・腕(引く動き) |
| 金 | 脚・お尻・体幹 |
| 土(任意) | 弱い部位の追加・有酸素運動 |
この分け方なら、どの部位も週2回鍛えられて、同じ部位の間は2日以上あきます。
自宅で筋トレするなら:ダンベル・マシンをそろえる
週2〜3回を続けるには、通う手間がない自宅トレーニングが向いています。自重トレーニングに慣れてきたら、少しずつ負荷を上げられる道具をそろえると、1週間の合計量を増やしやすくなります。
最初の1つなら:重さを変えられるダンベル
グリップを回すだけで2kg刻みに重さを変えられる可変式。何本もダンベルを置かなくていいので、部屋が狭くても使えます。
ダンベルと組み合わせて種目を増やす:トレーニングベンチ
背もたれの角度を変えられるベンチがあると、ダンベルでベンチプレスやインクラインプレスができるようになります。折りたたんで片づけられるタイプです。
背中を鍛えるなら:懸垂ができるぶら下がり健康器
自宅では鍛えにくい背中に効く懸垂や、腕・胸のディップスができます。高さを調整でき、使わないときは折りたためます。
本格的に全身を鍛えるなら:ホームジム(マシン)
ワイヤーで重りを動かすタイプのマシンは、バーベルと違って一人でも安全に高い負荷をかけられます。チェストプレスやラットプルなど、1台で全身を鍛えられます。設置スペースは事前に確認しましょう。
場所をとらずに始めたいなら:トレーニングチューブ
ゴムの強さで負荷を変えられます。ダンベルより安全に始めやすく、出張先にも持っていけます。
価格・サイズ・在庫は各ショップの商品ページでご確認ください。重い器具を使うときは、床の保護マットと周囲の安全を確認しましょう。
ジムで鍛えるのもひとつの方法
自宅では負荷が足りなくなってきた人、フォームに自信がない人、一人だと続かない人は、ジムを使うのも方法です。特にパーソナルジムなら、週何回・どのメニューで鍛えるかをトレーナーが一緒に決めてくれるので、この記事で紹介した「週2回以上」「合計量を少しずつ増やす」を自然に実践できます。
ジム・パーソナルジムについての記事
筋トレの効果を上げるコツ
- 少しずつ負荷を上げる:同じ重さ・回数を続けていると体が慣れます。楽にできるようになったら回数か重さを増やしましょう
- たんぱく質をとる:筋トレと合わせてたんぱく質をしっかりとると、筋肉がつきやすくなります。必要な量は「プロテインは1日どれくらい必要?」で解説しています
- 睡眠をとる:筋肉は寝ている間に回復します
- 筋トレ直後の冷水浴は避ける:筋肉が増えにくくなるという研究があります(冷水シャワーの効果は本当?)
まとめ|週2回から始めて、合計量を少しずつ増やそう
筋トレの頻度は、健康目的なら週2〜3回、筋肉をつけたいなら同じ部位を週2回以上が目安です。ただし、効果を決めるのは回数より1週間の合計量。週1でも効果はありますし、毎日やるなら部位を分けて休ませましょう。まずは週2回、全身を鍛えるところから始めてみてください。
