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文章で発信して、いずれは副業の収入につなげたい。そう考えたときに迷うのが、「ブログを作るか、noteで書くか」です。どちらも文章を公開できる場所ですが、仕組みも、お金の入り方も、向いている人も違います。
この記事では、WordPressなどで作る自分のブログと、noteの違いを、始めやすさ、費用、集客、収益化、資産性の観点から比べます。noteの手数料などは、2026年10月14日時点でnoteのヘルプを確認した内容です。
結論:すぐ書き始めたいならnote、長く育てる収入源ならブログ
先に結論をまとめると、次のようになります。
- noteが向いている人:今日から無料で書き始めたい人、文章そのものや有料記事・メンバーシップで収入を得たい人、読者とのつながりを重視する人。
- ブログが向いている人:検索から長く読まれる記事を積み上げたい人、アフィリエイトや広告で収入を得たい人、デザインや機能を自由に決めたい人。
どちらか一方に決める必要はありません。後半で紹介するように、両方を組み合わせる方法もあります。
そもそも何が違うのか
noteは、会社が運営する「発信のためのサービス」です。アカウントを作れば、すぐに記事を書いて公開できます。見た目はnoteのデザインで統一されていて、読者はnoteの中で記事を見つけ、フォローしたり、記事を購入したりします。
ブログは、自分で用意する「自分のサイト」です。ここでは、レンタルサーバーと独自ドメインを契約し、WordPressなどでサイトを作る形を想定しています。手間と費用はかかりますが、デザインも、載せる広告も、記事の構成も、自分で決められます。
たとえるなら、noteは人通りの多い商店街に借りるお店、ブログは自分の土地に建てるお店です。商店街は最初からお客さんが歩いていますが、内装やルールは商店街に合わせる必要があります。自分の土地は自由ですが、お客さんに来てもらう道は自分で作らなければなりません。
ブログとnoteの比較表
| note | ブログ(WordPressなど) | |
|---|---|---|
| 始めやすさ | アカウント登録だけですぐ書ける | サーバー・ドメインの契約と初期設定が必要 |
| 費用 | 無料で始められる(有料プランもある) | サーバー代とドメイン代がかかる |
| デザインの自由度 | noteの形式に沿う | テーマやプラグインで自由に変えられる |
| 最初の集客 | note内のおすすめやフォローで読まれやすい | 最初は読者がほぼいない。検索やSNSで少しずつ増やす |
| 主な収益化 | 有料記事、メンバーシップ、サポート(投げ銭)など | アフィリエイト、ディスプレイ広告、自分の商品・サービスの販売など |
| 手数料 | 有料記事などの売上から手数料が差し引かれる | サービスへの販売手数料はない(アフィリエイトの報酬は各ASPの条件による) |
| 資産性 | noteの規約や仕様の変更の影響を受ける | 記事もドメインも自分のもの。引っ越しもできる |
収益化の違い
noteは「記事そのもの」を売れる
noteの大きな特徴は、記事そのものに値段をつけて売れることです。有料記事、有料マガジン、月額のメンバーシップ、読者からのサポート(投げ銭)など、文章や知識に直接お金を払ってもらう仕組みがそろっています。
ただし、売上からは手数料が差し引かれます。noteのヘルプによると、手数料は次の2種類です。
- 事務手数料:購入者の支払い方法によって決まります。クレジットカードは5%、PayPayとAmazon Payは7%、携帯キャリア決済は15%などです。
- プラットフォーム利用料:売上から事務手数料を引いた額の10%です(有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップの場合。定期購読マガジンは20%)。
さらに、売上を受け取るときには1回270円の振込手数料がかかります。noteのヘルプの計算例では、1,000円の有料記事がクレジットカードで1本売れた場合、事務手数料50円、プラットフォーム利用料95円、振込手数料270円が引かれ、受け取りは585円になります。振込手数料は1回の振込ごとにかかるので、売上がまとまってから受け取るほど割合は小さくなります。
ブログは「紹介」と「広告」で収入を得る
ブログの収入の中心は、アフィリエイト(紹介した商品やサービスが売れると報酬が入る)と、ディスプレイ広告(記事に表示される広告の収益)です。記事を無料で読んでもらいながら、その中で役立つ商品やサービスを紹介する形になります。
Amazon、楽天、A8.net、アクセストレード、もしもアフィリエイトなど、使えるサービスの選択肢が多く、記事のどこに何を置くかも自由に決められます。ブログにはサービスへの販売手数料はありませんが、サーバー代とドメイン代は毎年かかります。
noteでも一部のアフィリエイトリンクは使えますが、使えるサービスや貼り方には制限があります。利用する場合は、noteの規約とヘルプで最新の条件を確認してください。
集客の違い
noteは、サービスの中に読者がいます。おすすめ欄やハッシュタグ、フォローを通じて、始めたばかりでも誰かに読んでもらいやすいのが強みです。「スキ」やコメントで反応がもらえるので、書く手応えを得やすく、続けやすい環境でもあります。
ブログは、最初はほとんど誰にも読まれません。検索エンジンから読者が来るようになるまでには、記事数と時間が必要です。その代わり、検索で上位に表示される記事が育つと、更新しなくても毎日読まれ続けるようになります。「今すぐ読まれる」のはnote、「長く読まれ続ける」のはブログ、と考えると分かりやすいでしょう。
資産としての違い
noteの記事は、noteというサービスの上に乗っています。規約や仕様、手数料が変われば、その影響を受けます。アカウントに問題が起きた場合に、記事を公開できなくなる可能性もゼロではありません。
ブログは、記事もドメインも自分のものです。サーバーを引っ越しても、同じアドレスで記事を公開し続けられます。何年も書き続けて収入の柱にしたいなら、自分で管理できる場所を持っておく価値は大きいといえます。
ブログとnoteを組み合わせる方法
どちらか一方を選ぶのではなく、役割を分けて両方使うのもおすすめです。
- noteで発信を始める:気軽に書き、どんなテーマに反応があるかを確かめます。
- 反応のよいテーマをブログで深く書く:検索されやすい形に整え、商品やサービスの紹介も入れて、長く読まれる記事に育てます。
- お互いに紹介し合う:noteからブログの詳しい記事へ、ブログからnoteの有料記事やメンバーシップへと、読者を案内します。
noteで読者とのつながりを作り、ブログで検索からの読者と収入の土台を作る。この組み合わせなら、それぞれの弱点を補い合えます。
始めるときの注意点
- PRの表示:アフィリエイトリンクや企業から依頼された紹介を含む記事では、「PR」「広告」など、広告であることが分かる表示が必要です。
- 規約の確認:noteの規約、各アフィリエイトサービスの規約を確認し、禁止されている表現や貼り方を避けましょう。
- 副業ルールと確定申告:会社員の場合は、勤務先の副業ルールを確認しましょう。給与をもらっている人の副業の所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。
ブログを始めるなら、レンタルサーバーを用意する
WordPressで自分のブログを持つには、レンタルサーバーと独自ドメインが必要です。突破ラボもエックスサーバーで運営しています。どちらも初心者向けの簡単セットアップがあり、申し込みからブログ開設まで迷わず進められます。料金やキャンペーンは時期によって変わるので、公式サイトで確認してください。
まとめ
noteは、無料ですぐ始められ、最初から読まれやすく、記事そのものを売れる場所です。ブログは、手間と費用はかかりますが、自由度が高く、検索から長く読まれる記事を自分の資産として積み上げられる場所です。
迷ったら、まずはnoteで書き始めてみて、手応えのあるテーマが見つかったらブログで深く育てる、という順番がおすすめです。大切なのは、場所選びに時間をかけすぎず、書き始めて、書き続けることです。
動画やSNSでの発信も考えている方は「YouTube・TikTok・Instagram・XのSNS収益化の条件は?」、記事づくりにAIを活用したい方は「AIは副業の武器になる?未経験から始める学び方と、仕事につなげる4つのステップ」もあわせてご覧ください。ブログを書くためのパソコン選びは「困難を副業で乗り切るためのパソコン選び」で解説しています。
参考にした公式情報
noteヘルプセンター「コンテンツを販売する際に引かれる手数料」(2025年1月6日更新、2026年10月14日確認)をもとに、noteの手数料を整理しています。
