【PR】この記事には広告(Amazonアソシエイト・アフィリエイトリンク)が含まれています。情報確認日:2026年10月14日
「パソコンで曲を作ってみたい」「作った曲で少しでも収入を得られないか」。DTM(デスクトップミュージック)は、パソコン1台と少しの機材で始められる趣味であり、在宅でできる仕事にもなりえます。
ここ1〜2年でAIの機能が一気に入り、DTMの始め方も変わってきました。この記事では、2026年の最新事情、ソフトと機材の選び方、そして「DTMは収入につながるのか」を現実的な目線でまとめます。
DTMとは?
DTMは、パソコンやスマホで音楽を作ることです。中心になるのは「DAW(ダウ)」と呼ばれる作曲ソフトで、楽器の音を打ち込んだり、歌や演奏を録音したり、音量や音質を整えたり(ミックス)できます。
ピアノが弾けなくても、マウスで音符を置いていけば曲は作れます。楽器経験がない人でも始めやすいのがDTMの魅力です。
2026年のDTM事情:AIが「道具」として入ってきた
パート分離(ステム分離)が当たり前に
完成した曲を、ボーカル・ドラム・ベースなどのパートに分けるAI機能が、主なDAWに標準で入りました。
- Logic Pro:「Stem Splitter」で最大6パートに分離
- Ableton Live:12.3から搭載(上位版Suiteのみ)
- Cubase:2025年11月発売のCubase 15(Pro)で、最大4パートに分離
- Fender Studio Pro(旧Studio One):4パートまで分離
耳コピや練習用の伴奏作り、リミックスがソフト1本でできるようになりました。
AI作曲サービスもDAWに近づいた
曲を丸ごと作るAI「Suno」は、自分のメロディに合わせて伴奏や歌を足したり、パートごとに書き出したりできる「Suno Studio」を上位プランで提供しています。
ただし、実際に配信される曲の多くは、今もDAWで仕上げられています。「AIでアイデアやたたき台を作り、DAWで人が仕上げる」という分担が、今の現実的な使い方です。
DAW(作曲ソフト)の選び方
まずは無料で試す
- GarageBand(Mac・iPhone・iPad):Apple製品に最初から入っている無料ソフト。Logic Proと操作が近く、そのまま乗り換えやすいです。
- BandLab(ブラウザ・スマホ):インストール不要で、無料で使える作曲アプリ。パソコンを持っていない人の入り口に。
「続けられそうか」を無料ソフトで確かめてから有料ソフトに進むと、失敗が少なくなります。
有料DAWの主な選択肢
- Logic Pro(Macのみ):買い切りで、アップデートも無料。2026年1月からは、Final Cut Proなどとセットになった月額制の「Apple Creator Studio」にも含まれています。
- Ableton Live 12:ループを組み合わせる曲作りやライブ演奏に強いソフト。Intro・Standard・Suiteの3グレードがあります。
- Cubase 15:日本のプロ作家や劇伴の現場で長く使われている定番ソフト。Pro・Artist・Elementsの3グレードがあります。
- FL Studio:ヒップホップやEDMのビート作りで人気。一度買えば、そのエディションのアップデートがずっと無料です。
- Fender Studio Pro 8:2026年1月に「Studio One」から名前が変わったソフト。録音からミックスまでの流れがわかりやすいと評判です。
どのソフトにも無料の体験版や下位グレードがあります。作りたいジャンルと、使っているパソコン(MacかWindowsか)で候補をしぼり、実際に触って選びましょう。価格はセールで大きく変わるので、購入前に公式サイトや楽器店で確認してください。
最初にそろえたい機材
- パソコン:今使っているもので始められることが多いです。メモリは16GB以上あると安心です。
- モニターヘッドホン:DTMでいちばん大事な機材。音楽鑑賞用ではなく、音をそのまま聞ける「モニター用」を選びます。
- MIDIキーボード:25鍵の小型で十分。マウスで打ち込むより、作業が何倍も速くなります。
- オーディオインターフェース:歌や楽器を録音するなら必要。打ち込みだけなら後回しで大丈夫です。
- モニタースピーカー:慣れてきてからでOK。ヘッドホンと聞き比べると、ミックスの精度が上がります。
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最初の1台におすすめのMIDIキーボード
KORG nanoKEY2(25鍵)
薄くて軽い、ノートパソコンの前に置ける定番の小型キーボード。メロディやベースを打ち込むだけなら、まずはこれで十分です。
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Arturia MiniLab 3(25鍵)
鍵盤のほかに、ドラムを叩けるパッドや、音色を調整するつまみが付いています。ビートやトラック作りもしたい人に。
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Novation Launchkey Mini 25 MK4
Ableton Liveとの連携が強いキーボード。コードを1本の指で鳴らせる機能などもあり、鍵盤が苦手な人の作曲を助けてくれます。
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音を正しく聞くための機材
オーディオテクニカ ATH-M50x
音の細かいところまで聞き取りやすいモニターヘッドホン。夜でも作業でき、DTMの最初の1本として定番です。
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ソニー MDR-CD900ST
国内のレコーディングスタジオで長く使われているモニターヘッドホン。ミックスのバランスを確認する用途に。
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Focusrite Scarlett 2i2(第4世代)
歌やギターを録音するときに必要なオーディオインターフェース。マイクと楽器を1台ずつつなげます。
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Steinberg UR22C
Cubaseを作っているスタインバーグ製のオーディオインターフェース。簡易版のCubase(AI)が付いてくるので、DAWを持っていない人の入り口にも。
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PreSonus Eris 3.5(第2世代・ペア)
机に置ける小型のモニタースピーカー。ヘッドホンだけでなくスピーカーでも聞き比べると、ミックスの失敗に気づきやすくなります。
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※オーディオインターフェースに付属するソフトの内容は、モデルや時期によって変わります。購入前にメーカーのページで確認してください。
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DTMを始めると、弾かなくなったギターや昔のキーボードが部屋に眠っている、という人も多いはずです。使わない楽器を売って、DAWや機材の購入資金に回すのも一つの手です。
DTMは収入につながる?
結論から言うと、「DTMを始めてすぐに大きく稼ぐ」のは難しいです。一方で、収入につながる道は複数あり、少額から積み上げていくことは十分に可能です。主な5つの道を見ていきましょう。
1. 作曲・ミックスの仕事を受ける
ココナラなどのスキルマーケットでは、作曲やミックスの依頼が数多く出ています。ココナラの記事(2026年3月)によると、目安は次のとおりです。
- 作曲のみ(メロディ・コード):1万〜5万円
- 実績の少ない新人クリエイター:1万〜3万円
- 編曲の追加:3万〜10万円、ミックス・マスタリングの追加:1万〜5万円
特に「歌ってみた」動画のミックスは依頼が多く、DTMで最初の収入を得る人が多い分野です。サービスの手数料が引かれるので、手取りで考えて価格を決めましょう。
PR|ココナラ
2. BGMや効果音を素材として売る
動画やゲームで使われるBGM・効果音を、素材サイトに登録して販売する方法です。国内最大級のAudiostockは、音源数が100万点を超え、登録クリエイターは約4万人(2026年9月末時点)。一方、2025年9月期に報酬が発生したクリエイターは9,000組あまりでした。
つまり、登録すれば誰でも売れるわけではありません。動画で使いやすい長さ・雰囲気の曲を数多く出していくことが、売上につながるポイントです。
3. 自分の曲を配信する
TuneCore Japanなどの配信代行サービスを使えば、個人でもSpotifyやApple Musicに曲を出せます。ただし、再生1回あたりの収入は小さく、配信だけで生活できる人はごく一部です。「名刺代わりの実績」として出しておく意味合いが大きいでしょう。
配信サービスの料金や収益の仕組みは、音楽で収入を得る方法で詳しくまとめています。
4. YouTube・SNSで発信する
曲そのものより、「制作の過程」や「DTMのコツ」を発信する方が見てもらいやすい傾向があります。チャンネルが育てば、広告収入や、仕事の依頼につながることもあります。SNSで収益化する条件は、YouTube・TikTokなどのSNS収益化の記事を参考にしてください。
5. DTMを教える
ある程度の曲が作れるようになったら、初心者向けのオンラインレッスンも選択肢です。「1曲作れるまで」をサポートする講座は、需要が根強い分野です。教える場の選び方は、講師として稼げるサービス比較で紹介しています。
AIで作った曲は売れる?
AI作曲サービスで作った曲を販売・配信するときは、注意が必要です。
- 無料プランで作った曲は、商用利用が認められていないサービスがあります。
- 配信サービスや素材サイトによっては、AIだけで作った曲を受け付けない場合があります。
- 著作権の扱いは国やサービスによって違い、AI音楽をめぐる裁判もまだ続いています。
AIはアイデア出しやたたき台づくりに使い、メロディやアレンジ、ミックスに自分の手を加えて「自分の作品」に仕上げるのが安全です。Sunoの商用利用については、Sunoで作った曲は収益化できる?で詳しく解説しています。
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作った曲を「仕上げる・届ける・学ぶ」サービス
Super dolphin
自分で作った曲を、プロのクオリティに仕上げてくれるサービスです。ミックスやアレンジに自信がないときや、AIで作ったたたき台を自分の作品として磨き上げたいときに相談できます。まずは無料のオンライン相談から始められます。
カラオケ配信サービス by Frekul
自分の曲を全国のカラオケで歌えるように配信できるサービスです。配信とあわせて「カラオケに入っている曲」という実績を作れるのは、自作曲を広めたい人にとって大きな一歩です。
THE POCKET
自宅からレッスンを受けられるオンライン音楽教室です。独学で行き詰まったときに、講師に直接質問できる環境があると上達のスピードが変わります。
現実的なステップ
- 最初の3か月:無料ソフトで、短い曲を数曲完成させる。
- 半年まで:有料DAWと機材をそろえ、作品を10曲ほどためる(ポートフォリオ)。
- 1年まで:歌ってみたのミックスや短い作曲を、低めの価格で受けて実績を作る。並行して素材サイトにも少しずつ登録する。
「完成させた曲の数」が、そのまま実力と実績になります。最初から完璧を目指さず、短くても最後まで作りきることを優先しましょう。
楽器の練習も並行したい人は、ヘッドホンで練習できる楽器6選もどうぞ。
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作曲の基礎を学ぶ本
OzaShinのイメージ通りに作曲できる! コード進行100
「切ない」「明るい」など、イメージ別にコード進行を探せる本。打ち込んですぐ試せるので、DTMの初心者と相性がよい1冊です。
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Ableton LiveではじめるDTM
Ableton Liveの基本操作から1曲作るところまでを順番に解説。Liveを選んだ人の最初の教科書に。
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まとめ
- 2026年のDTMは、AIのパート分離やAI作曲が「道具」として入り、始めやすくなった。
- まずはGarageBandやBandLabなど無料ソフトで試し、続けられそうなら有料DAWへ。
- 最初の機材は、モニターヘッドホンと小型のMIDIキーボードで十分。
- 収入の道は「仕事を受ける」「素材を売る」「配信」「発信」「教える」の5つ。最初は受託と素材販売が現実的。
- AIで作った曲は、利用規約と権利を確認してから販売・配信する。
趣味として楽しみながら、少しずつ収入の柱に育てていけるのがDTMのよいところです。まずは1曲、完成させてみてください。
参考:ヤマハ「Cubase 15」ニュースリリース(2025年11月)、Ableton「Stem separation in Ableton Live」、gamebiz「オーディオストック、100万点超の音源を基盤にライツビジネスを拡大」(2026年)、ココナラマガジン(2026年3月)
