ICLとは?レーシックとの違い・費用・デメリットと「できない人」、何歳まで受けられるかをガイドラインで解説

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メガネを外したときの顔立ちは、思っている以上に印象を変えます。「メガネやコンタクトから解放されたい」と考えたとき、選択肢になるのがICL(眼内コンタクトレンズ)やレーシックなどの視力矯正手術です。

ただし、目の手術はやり直しがきかない部分もあります。この記事では、日本眼科学会の「屈折矯正手術のガイドライン(第8版、2024年)」と消費者庁の注意喚起をもとに、ICLとレーシックの違い、費用、リスク、受けられない人を整理します。

目次

ICLとは?

ICL(Implantable Collamer Lens)は、目の中(虹彩と水晶体の間)に小さなレンズを入れて、近視や乱視を矯正する手術です。ガイドラインでは「有水晶体眼内レンズ」と呼ばれています。角膜を削らないため、必要があればレンズを取り出すことができるのが特徴です。

ICLとレーシックの違い

ICLレーシック(LASIK)
しくみ目の中にレンズを入れるレーザーで角膜を削って形を変える
元に戻せるかレンズを取り出せる削った角膜は元に戻らない
年齢の目安(ガイドライン)原則21〜45歳18歳以上
近視の度数の目安6D(ディオプター)以上の近視が対象。3〜6D未満は慎重に適応原則6Dまで(医学的根拠があれば10Dまで)
主な合併症(ガイドライン)眼内炎、ハロー・グレア、眼圧上昇、白内障などドライアイ、ハロー・グレア、角膜感染症、不正乱視など
費用高めICLより安い傾向
出典:日本眼科学会「屈折矯正手術のガイドライン(第8版)」をもとに作成

「どっちがいいか」は、近視の強さ、角膜の厚さ、目の状態、年齢で変わります。たとえば近視が強い人や角膜が薄い人はレーシックが難しいことがあり、ICLが候補になります。逆に、近視が軽い人ではICLは慎重に判断されます。どちらが向いているかは、精密な適応検査を受けて初めて分かると考えましょう。

ICLを受けられない人・慎重に判断される人

ガイドラインでは、次のような場合は手術を行わない(禁忌)、または慎重に判断するとされています。

  • 受けられない主なケース:目に炎症がある、白内障など水晶体に異常がある、前房(角膜と虹彩の間のすき間)が浅い、角膜内皮に障害がある、進行性の円錐角膜、重い糖尿病やアトピーなど傷の治りに影響する全身の病気、妊娠中・授乳中
  • 慎重に判断されるケース:緑内障、ドライアイ、膠原病などの全身性結合組織疾患、軽度の円錐角膜やその疑い
  • 年齢:原則21〜45歳。老眼が始まる年齢では慎重に判断される

「ICLは何歳まで受けられる?」という疑問は多いですが、40代以降は老眼が始まり、手術でピントを遠くに合わせると近くが見えにくく感じることがあります。40代以上の人は、老眼との付き合い方も含めて相談しましょう。

ICLのデメリット・リスク

  • ハロー・グレア:夜に光の周りがにじんだり、まぶしく見えたりすることがあります。
  • 眼圧の上昇:手術後に一時的に眼圧が上がることがあり、経過観察が必要です。
  • 白内障:レンズの影響で白内障が起こることがあると報告されています。
  • 感染症(眼内炎):目の中を手術するため、まれに重い感染症が起こる可能性があります。
  • 費用が高い:自由診療で、両眼で数十万円かかります。

「ICLで失明することはある?」と不安に思う人もいるでしょう。重い合併症はまれとされますが、ゼロではありません。だからこそ、手術前に自分の検査結果にもとづいたリスクの説明を受け、手術後も決められた検診をきちんと受けることが大切です。

知っておきたい:消費者庁のレーシックに関する注意喚起

消費者庁は2013年に、レーシック手術で「過矯正」による遠視や頭痛、ドライアイ、夜間の見えにくさなどの相談が寄せられているとして注意を呼びかけました。アドバイスとして、ウェブサイトや広告、体験談だけで判断しないこと、リスクについて十分な説明を受けること、メガネやコンタクトで不自由がなければ手術が本当に必要かよく考えることが挙げられています。ICLを検討する場合も、同じ姿勢で臨みましょう。

ICLの費用相場

ICLは保険が使えない自由診療で、費用はクリニックによって異なります。参考として、先進会眼科の公式サイトでは、ICLは両眼で427,000円(税込)からと案内されています。乱視用のレンズや近視の度数によっては追加費用がかかります(2026年10月確認)。同院のレーシックは、両眼220,000円(税込)からです。

比べるときは、手術費用だけでなく、適応検査の費用、術後の検診の期間と費用、目薬代、乱視用レンズなどの追加費用まで含めた総額で確認しましょう。

ICLは医療費控除の対象になる?

国税庁は、レーシック手術について、目の機能を医学的な方法で回復させるものとして医療費控除の対象としています。ICLも視力を回復させる手術として控除の対象になると考えられますが、念のため、領収書を保管したうえで税務署に確認しましょう。なお、メガネやコンタクトレンズの購入費用は、原則として対象外です。

手術を受けるまでの流れ

  1. 適応検査:視力、屈折、角膜の形や厚さ、眼圧、前房の深さ、角膜内皮細胞などを詳しく調べる(コンタクトレンズは一定期間外す必要がある)
  2. 医師の診察と説明:ICLとレーシックのどちらが向いているか、リスク、費用の説明を受ける
  3. 手術:片眼ずつ、または両眼を同日に行う
  4. 術後の検診:翌日、1週間後、1か月後など、決められた日程で検診を受ける

ICL・レーシックを相談できるクリニック

まずは適応検査を受けて、自分が手術を受けられるのか、どの方法が向いているのかを確かめるのが第一歩です。検査を受けたからといって、手術を受けなければならないわけではありません。

先進会眼科|ICLとレーシックを比べて相談したい人向け

ICLとレーシックの両方を扱う眼科で、公式サイトに術式ごとの費用が一覧で掲載されています。適応検査で、どちらが向いているかを相談できます。

アイクリニック東京|ICLを中心に検討したい人向け

ICLを専門にする眼科クリニックです。ICLを第一候補に考えている人は、適応検査で詳しく相談できます。

ICLのよくある質問

Q. 手術は痛いですか?

点眼麻酔を使って行うのが一般的です。手術中の感じ方や術後の違和感には個人差があるので、事前に説明を受けておきましょう。

Q. 手術後、すぐに仕事に戻れますか?

見え方の回復や、運動・洗顔・化粧などを再開できる時期は、クリニックの指示に従ってください。手術後しばらくは検診の予定もあるため、日程に余裕を持って計画しましょう。

Q. 将来、白内障の手術を受けられますか?

ICLのレンズは取り出すことができるため、将来白内障の手術が必要になった場合は、レンズを取り出してから手術を行うことになります。手術を受けたことは、将来ほかの眼科を受診するときに必ず伝えてください。ガイドラインでも、屈折矯正手術を受けたことを医師に申告するよう説明することが求められています。

まとめ

  • ICLは目の中にレンズを入れる手術で、角膜を削らず、レンズを取り出せる
  • ガイドラインの目安は原則21〜45歳、6D以上の近視
  • ハロー・グレア、眼圧上昇、白内障、感染症などのリスクがある
  • 費用は両眼で数十万円。検査・術後検診・追加費用まで含めた総額で比べる
  • 視力回復手術は医療費控除の対象になりうる
  • まずは適応検査で、受けられるか・どの方法が向くかを確かめる

見た目の第一印象を整えるヒントは「身だしなみとは?大切さと三原則・清潔感のチェックポイント」でまとめています。

【参考にした資料】
・日本眼科学会屈折矯正委員会「屈折矯正手術のガイドライン(第8版)」(2024年2月)
・消費者庁「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!」(2013年12月4日)
・国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費(質疑応答)」
・先進会眼科公式サイト「費用/術式一覧」(2026年10月確認)
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。手術の適否やリスクについては眼科医にご相談ください。

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この記事を書いた人

こんにちは。 このブログは、困難や障害を突破する方法を解説しています。 仕事・お金・健康に関する記事は、公的機関の資料やサービスの公式情報を確認して書いています。特に、薄毛・脱毛・歯列矯正など医療や健康に関わる記事は、学会の診療ガイドラインや公的機関の資料を根拠にし、記事の最後に参考資料を載せています(制作方針は運営者情報に掲載しています)。 私自身の実体験や、困難に直面したときの考え方はnoteでも発信しています。 ▶ note「突破ラボ」を読む 人生、山あり谷ありで、誰でも大なり小なり行く手を阻む壁みたいなものを感じている方も多いのではないでしょうか。健康に関すること、お金に関すること、対人関係に関すること、様々な壁が私たちの前に立ちはだかります。壁を前にすると、結構悲観的になったりしますよね。 でも、案外、見方を変えたらうまくいったり、案ずるより産むが易し、であまり考えずに行動したらうまくいったりすることもあります。このブログではそんな困難を突破する方法を提示していきたいと考えています。このブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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