田中みな実といえば、現在はフリーアナウンサーとしてだけでなく、女優やタレントとしても活躍している人気者です。しかし、彼女のキャリアは決して順風満帆なものではありませんでした。今回は、田中みな実のぶりっ子女子アナ時代から鬼嫁CMまでの軌跡を振り返ってみましょう。
田中みな実の生い立ち
田中みな実は、1986年11月23日にアメリカ合衆国のニューヨークで生まれました。幼少期はロンドンやサンフランシスコなどを転々とし、小学6年生の時に日本へ帰国しました。大妻中学校・高等学校を経て青山学院大学文学部英米文学科に入学しました。在学中はテニスサークルに所属し、モデルの仕事も経験しました。2007年には「ミス青山コンテスト2007」に出場し、準ミスになりました。
TBSテレビに入社
2009年に青山学院大学を卒業後、TBSテレビに入社しました。
同年4月に『アナCAN』でアナウンサーデビューしました。その後、『サンデージャポン』『ニッポン!いじるZ』『ジョブチューン』などのバラエティ番組や、『関口宏の東京フレンドパークII』『サタデーずばッと』などの情報番組で活躍しました。
また、声優としても『レイトン教授と永遠の歌姫』『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』などの映画に出演しました。
田中みな実は、当時の女子アナとしては珍しく、ぶりっ子キャラで人気を博しました。彼女は、「あざとい」と自ら言うほど、ぶりっ子キャラで世の男性たちを虜にしました。しかし、その反面、アンチも多く「嫌いな女子アナランキング」では常に上位入賞。
TBSを退職し、フリーアナウンサーに
しかし、田中みな実は2014年9月にTBSを退職し、フリーアナウンサーに転身しました。その理由は、「新たな分野に挑戦したい」という思いがあったからだと言われています。TBS退職後は、「テイクオフ」という芸能事務所に所属しました。TBS系列の番組に引き続き出演する一方で、他局の番組にも進出しました。
オリラジ藤森と交際宣言して一時は結婚間近とも報じられましたが2015年秋に破局。その後はこれをネタにテレビ番組でいじられることが多くなり、田中自身もこれをネタに自虐トークを繰り広げました。さらにネガティブトークに拍車がかかり、本当にぶりっ子キャラを演じていたあの田中みな実なのか?と誰もが思いました。これが田中の本心を吐露したものなのか、それともあざとく世間の評価を変えるための手段だったのかは本人しかわかりませんが、今までアンチだった人たちも次第に田中の味方になっていきました。
女優としても活動
田中みな実が出演したドラマ、映画
田中みな実は、フリーアナウンサーとしてだけでなく、女優としても活動し始めました。
2021年には「マスカレード・ナイト」に出演、「ずっと独身でいるつもり?」で映画初主演。
2023年には「イチケイのカラス」などに出演。
写真集でひと悶着
2020年4月配信の『NEWSポストセブン』によると、2019年に田中が初の写真集『Sincerely yours…』を宝島社から出版し、売り上げ部数が60万部を突破、驚異的な部数になりました。
石原さとみが2017年に発売した写真集『encourage』は約20万部の大ヒットでしたが、田中の写真集はこれを40万部も上回りました。でも、これだけなら何も問題はありませんでした。
ところが、双方の写真集は、出版社も編集者もカメラマンも同じだったのです。売れっ子女優の石原としてはやるせない気持ちでいっぱいだったのでしょう。石原陣営は、同社から発売予定のファッション雑誌数誌に石原の写真を使わないように申し出たそうです。中にはすでに印刷済みのものもあったのだとか。
しかも、石原の写真集の印税未払い問題まで発覚してしまい、編集者が責任を取って退社したとのことです。
こんな状況でしたから、誰もが永久的に二人の共演はNGと思っていました。しかし、来年のドラマで二人の共演が決定したそうです。何があるかわからないものですね。
美のカリスマに
2020年3月、日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」に出演した田中は、美に対するこだわりを話しました。
コスメは様々な筋から情報を得て、細部にまでこだわるといいます。
美しいボディーラインを作るため、ジムを2カ所かけ持ちし、“触れたくなる、柔らかい女性らしいフォルム”を作り上げているとのこと。飲料水は、“体内と同じph値のものを毎日3リットル飲む”という徹底ぶり。
究極の美とは何か、について問われると、田中は化粧や矯正下着などで作られた美を追求するのではなく、食事や運動で自分の体を磨き上げて真の美しさを作ること、と話しました。
田中みな実のようなボディラインになりたい方は関連記事をご覧ください。
まとめ
田中みな実は、ぶりっ子女子アナから鬼嫁CMまで、様々なイメージチェンジをしてきました。女子アナ時代は、嫌いな女子アナランキング上位の常連でしたが、女子アナを卒業するまでぶりっ子キャラを演じ切りました。アンチはかなり多かったと思います。
フリーアナウンサーになってからはぶりっ子キャラは封印、クールで大人の女性キャラに路線変更しました。これが彼女の地なのか、それとも戦略なのか、知るのは彼女だけですが、女優としても演技力が高く評価され、美を追求する姿勢は徹底しています。世の女性たちも次第に田中に憧れるようになり、写真集の売り上げ部数は驚愕の60万部。たくさんのバッシングを受けながらも挫けず、振る舞い方を変え、芸能界で邁進するその姿はまさに困難を突破しています。
今後も、田中みな実の活躍に注目していきたいですね。