MENU

大谷翔平のケガ、今回はハイブリッド手術

エンゼルスの大谷翔平は、2023年8月23日に右肘の靭帯損傷と診断されました。この怪我は、投打二刀流という過酷な役割を果たす大谷にとって、大きな影響を与える可能性があります。では、この怪我はどれくらい深刻なのでしょうか?そして、今後の復帰やパフォーマンスにどう影響するのでしょうか?

目次

大谷の肘の怪我の原因と症状

大谷は、2023年8月3日のマリナーズ戦で右手中指がつったため、4回を投げた後に降板しました。その後、球団側はMRI検査を提言しましたが、大谷と代理人は拒否しました。しかし、20日のオリオールズ戦で5回を投げた後に再び指がつったと報告しました。その結果、23日にMRI検査を受けたところ、右肘内側側副靭帯(UCL)に損傷が見つかりました。

UCLは、肘関節を安定させる重要な靭帯の一つです。野球選手では特に投手に多く見られる怪我で、投球動作中に肘にかかる過剰なストレスや衝撃が原因となります。UCL損傷の症状としては、肘の痛みや腫れ、しびれや熱感、可動域や握力の低下などが挙げられます。

大谷の肘の怪我の治療法と予後

前回は、トミー・ジョン手術だった

UCL損傷の治療法は、損傷の程度や選手の状況によって異なります。軽度から中程度の場合は、保存的な治療法が選択されます。これには、安静や湿布、投薬、理学療法などが含まれます。

重度の場合は、手術が必要となることがあります。最も一般的な手術法は「トミー・ジョン手術」と呼ばれるもので、肘関節部の腱や靱帯の損傷あるいは断裂といった症状に対して腱や靱帯を再建するための術式です。初めてこの手術を受けた投手のトミー・ジョンにちなんでこう呼ばれており、他の部位から採取した靭帯でUCLを再建するものです。

大谷は2018年10月にトミー・ジョン手術を受けており、今回の損傷箇所はその時とは異なることが球団側から明らかにされました。

メジャーリーガーで過去にトミー・ジョン手術を受けた選手は、前田健太 、ダルビッシュ有 、藤川球児 、松坂大輔らがいます。

今回は、ハイブリッド手術を選択

9月19日、右肘の靱帯を損傷した大谷がロサンゼルスの病院で手術を受けました。

手術を担当したニール・エルアトラッシュ医師は、「2024年の開幕には制限無く打てる状態になり、2025年の開幕には二刀流として復帰できると思っている」とコメントしました。

今回は『ハイブリッド手術』を選択したようです。『ハイブリッド手術』は、他の部位から移植する 腱に加えて人工靱帯を使って補強する手術で、二重に補強しているような状態になります。少しでも二刀流として活躍できるように、念をいれた手術を選択したのでしょう。

今回も困難を乗り越えてほしい

大谷の肘の怪我は、彼のファンや野球界にとって大きな衝撃でした。彼は今シーズン、投打二刀流として驚異的な成績を残しており、MVP候補の筆頭と目されていました。しかし、この怪我により、彼の今後の活躍が危ぶまれる状況になってしまいました。

彼はこれまでにも何度も怪我や困難に立ち向かってきました。その度に、彼は自分自身を高めるために努力し、見事に復活しました。今回も彼の強い精神力で困難を乗り越えてほしいと思います。そして、彼が再び世界を驚かせるようなプレーを見せてくれることを期待しています。

関連記事

あわせて読みたい
ホームラン王をめざす メジャーリーガー 大谷翔平のエピソード 二刀流を貫くことができた秘密 プロ野球の舞台であるメジャーリーグベースボール(MLB)に、日本から飛び出した異才がいます。その名前は大谷翔平。彼のパフォーマンスや成績は多くのファンやメディアを...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次